スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

Sponsored Link

コックニー

コックニーとは、ロンドンの労働者階級の英語(訛り)です。オードリー・ヘップバーン主演の「マイ・フェア・レディ」を観たことがある人なら、想像つきますよね。ひどい訛りと労働者階級。上流階級の人にはバカにされる英語だけど、私はこのなんとも言えない垢抜けなさが大好きです。

ところでイギリスって、明確な階級社会なんです。自分の生まれた階級によって人生が決まるようなもの。日本の格差社会とはレベルが違います。イギリスのほうはもっと割り切られた制度のようなものなので、ある意味格差社会のほうがよっぽど不健全ですが。イギリスでは王族を頂点に、貴族などの中流~上流階級があって、一番下が労働者階級です。

ちなみにミュージシャンとかスポーツ選手は労働者階級です。上流階級の人がなるような職業じゃないのです。私はイギリスで音楽をやっていたので、周囲は労働者階級だらけでした。1人だけ上流階級出身の男子がいたんだけど、わざと話す英語を変えて労働者階級になりすましてました。でも発音に表れてしまうらしく、上流階級出身だって周りにバレてましたけど・・・。

そんな環境で長く過ごしたので、私の話す英語もややコックニー寄りです。だけど最初は中流階級出身の先生たちに習ったので(先生という職業に就くのは中流階級)、ミックスされてる感じかな? ってかそもそも日本人訛りだし。いろいろな訛りがミックスされた独自の英語です。

それではコックニーの特徴を紹介します。



特徴1:「エイ」が「アイ」になる

Today → トゥダイ
Game to play → ガイム トゥ プライ

ただし、カタカナ通りのアイではなくて、エイとアイの間ぐらいの音です。口をエの形に開いてアを言う感じ。



特徴2:Hの発音が抜ける

He has a hat. → イー アズ アンナット

ちなみに「H」はイギリスでは一般的に「ヘイチ」と読みます。「エイチ」が正しいのですが、「ヘイチ」派が多いです。コックニーだと「ハイチ」になります。



特徴3:単語の途中や最後のTを発音しない

D、P、K、Fもよく抜かします。代わりに小さい「ッ」が入る感じです。

What? → ウォッ?
But → バッ(ボッのほうが近い)
Meeting → ミーッイン
Get off → ゲッオッ
A little bit → ア リッオ ビッ
A bottle of water → ア ボッオロッ ウォッア



特徴4:THの発音がF or Vになる

Think → Fink(フィンク)
Father → Faver(ファーヴァ)

Nの後に続く場合は、ナ行で発音することも多いですね。

In there → In nere(イン ネァ)
On that → On nat(オン ナッ)



特徴5:Rの発音がWになる

All right? → All wight?(オーワイッ?)



特徴6:Innit

付加疑問文でのIsn't it? のことを Innit?(イニッ?)と言う。Doesn't he? だろうが Aren't we? だろうが、全部 Innit? にしちゃう。

He's cool, innit?
They're going to Paris, innit?



特徴7:ライムスラング

ライムとは韻のことです。韻を踏んだ感じのリズム感のいいスラングです。

Believe(信じる) → Adam and Eve
→ I don't Adam and Eve it!

Legs(脚) → Bacon and Eggs
→ She's got a nice set of bacon and eggs.



そもそも、なぜコックニーについての記事を書くことにしたかと言うと、別サイトでリリー・アレンについての記事(これ)を書いていたら、コックニーの解説が不可欠になってしまったからです。同じ記事の中にコックニーの説明を入れると長くなりすぎるので、こちらに書いてみました。

リリー・アレンの話すこの英語、聞いてみてください。特に「英語はできるけど、コックニーに馴染みはない」という方にとっては、本当におもしろいと思います!





どうでしたか???

アメリカ英語にしか馴染みのない人には、おもしろかったんじゃないかしら? なんだか「オッオッオッオッ」って感じで途切れるように聞こえませんか? 英語って、もっと滑らかに響くイメージだと思います。ハリウッド女優のエレガントな響きと全然違うの、分かります? これがまさに、上に記したコックニーの特徴3:単語の途中や最後のTを発音しないってやつです。Can'tも「カーンッ」って発音してますね。

そもそもイギリス英語、Can'tは「キャント」じゃなくて「カーント」と発音します。コックニーだと「カーン」です。Broadcastは「ブロードカースト」。お城のCastleは「カースル」。ネコのCatだって「カット」です。だからイギリス人はアメリカ英語(American)のことをわざと「アメリキャン」と言ってちょっと冷やかしたりします(笑)

そんなこんなで、イギリス映画は字幕なしで観れるけど、アメリカ映画は字幕がないとサッパリな私。発音以外に、単語も表現も違うのがけっこうあるし。逆にアメリカに長く住んでた人は、イギリス英語が聞き取りづらいらしい。英語っていろんな国で話されてる言語だし、地域による訛りが日本語よりも激しくて、本当に興味深い言語ですよね!

関連記事

Sponsored Link

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。