2017年04月

2017年4月 日帰り旅行記 - 天神島と荒崎海岸

年に数回、父に付き合って自然散策をしています。私はあまり自然に興味がなく、大都会のほうがダントツ好きなのですが、たまに山や海で自然に触れると本当にリフレッシュできるんですよね。どれだけ都会が好きと言っても、結局人間は自然に安らぎを覚えるようにできているのでしょうか。

約6年前に記事を書いた猿島(さるしま)と同様、今回行ってきた天神島(てんじんじま)と荒崎(あらさき)も横須賀にあります。

この日はまず、車で逗子市の米軍住宅エリアを通りました。ここは「池子(いけご)住宅地」といってその名の通り米軍の方々が住んでいるのですが、敷地内にある広い公園を「池子の森自然公園」として一般開放していて、様々なスポーツが楽しめるようになっています。

その手前にある踏切には英語の看板が! 日本なのに、なんか不思議〜!

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米軍の方々が住むマンションは、厳重なゲートと警備員に守られていました。ちょっと物々しい感じ。なぜこのように大きな米軍基地や住宅地が日本各地あるのか、歴史とか政治的背景とか、日本人として改めて色々と考えさせられます。

さて、このあとそのまま車で天神島に移動したのですが、ランボルギーニ愛好者か何かの集まりがあったようで、色違いのランボルギーニが10台くらい並んでいました。車幅が広いので細い道に入って駐車するのに時間が掛かるようで、プチ渋滞を起こしていてちょっと迷惑でした(ボソッ)

そしてランボルギーニの列を抜けると、そこは天神島だった。

天神島に着くと、まずは「天神島臨海自然教育園・天神島ビジターセンター」で魚の標本とかウミウシの模型を見ました。ウミウシはものすごく色鮮やかで、いろんな模様とかブツブツとか触覚とかが正直気持ち悪かったんだけど、バカでかい模型を見たあとに水槽にいる本物のウミウシを見たら、実物はすごくちっちゃくて可愛らしかったです。

こちらが模型。ひとつあたり20cmくらい。これが実際のサイズなのかと思って、正直「ひえ~!」と鳥肌が立つ思いだった。

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そしてこちらが本物。1cmくらいで、超可愛かった!

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ビジターセンターのすぐ裏は「天神島臨海自然教育園」という海岸があります。横須賀市が管理しているのですが、管理と言っても整備をしてるんじゃなくて、しっかりと自然の生態系を残してるんですね。なので作られたビーチとは全く違う、自然の海岸なのです。もちろん海の生き物や浜辺の植物の持ち帰りは一切禁止。

横浜は快晴だったのに、すぐお隣りの横須賀は曇り空で残念でした。でも眼前に広がる大海原に、気持ちはすっかりハイテンションに。海の向こう側には、ぼんやりと伊豆半島が見えました。

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砂浜には貝殻が大量に落ちていて……というか、貝殻が長い時間をかけて砕けたのが砂浜になっているというか。海に近づくほど貝殻が大きくなっていって、海から離れるほど貝殻が粉々になってる感じ。

で、たまに真ん丸な貝殻が落ちてて何だろうと思ったら、ウニなんだそうな。この下の写真に写ってる丸いカボチャみたいなやつ。真ん中のちょい左下辺りに、いかにもウニっぽいやつも写ってるでしょ?

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お腹も空いてるのでサクッとビーチを歩いたらランチしようって言ってたのに、「ウニだ~」「海老だ~」「カニだ~」「ヤドカリがたくさんいる~」とかやってたら、なんだかんだ1時間以上経っていました。

海浜植物は、塩分や強風などの影響を受けて進化してきたため、山の植物とは異なる部分が多いんだとか。名前に「ハマ」が付くものが多いようで、この日も「ハマダイコン」「ハマエンドウ」「ハマヒルガオ」などがありました。私には花を慈しむ心があまりないので、ひたすら海や岩を見て自然を感じたり、鵜(う)の群れを眺めたりしてました。
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さあ、いよいよお楽しみのランチ!

お目当ては、先ほどのビジターセンターの目の前にある「はまゆう」という食堂です。ここは昔は旅館もやっていたそうで、ネット検索では「はまゆう荘」と出てくることもありますが、今は食堂だけ営業しています。

この日はちょっと涼しくはあったけど、せっかくなのでテラス席に座ることに。お庭に出て、一番海側のテーブルを選びました。

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漁船を見ながらの食事。あの漁船が獲ってきた魚が出てくるのかな~。
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お刺身、焼き魚、魚の唐揚げ、ご飯、みそ汁、お漬物という豪華な2,700円のセットを頼みました。こちらのお店は、一切養殖を使ってないのが売りです。地元で取れた新鮮な魚を使っていて、どれも本当においしかった!

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「魚の唐揚げ」という名前から想像していたものとは、だいぶ違うものが出てきた。なんとなくマグロの竜田揚げ的なものを想像してたんだけど、アジの丸揚げだった。しかも5匹。頭からガブッと、骨まで全部丸ごと食べられます。
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お腹がいっぱいになったら、次は荒崎まで車で移動。

ところで移動の途中、先ほどの天神島のはまゆうのすぐ近くにすごく賑わってる魚屋さんがありました。あとで調べたところ、「丸吉商店」という有名店のようです。目の前の漁港で獲れた新鮮なお魚が並んでて、生の魚だけじゃなくスモークされた魚介類も豊富。スモークのタコを買ってみたんだけど、めちゃくちゃおいしかった! どうやらこの辺りはタコの産地としても有名みたいです。

そのまま車を走らせること20~30分。荒崎海岸に到着しました。「荒崎公園」の駐車場に車を止め、奥まで歩いていくと……
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生まれ育った横浜の実家からさほど遠くない場所に、こんなにも美しい海岸があったなんて全然知らなかった! ダメだな、私!

白と黒のコントラストがとても美しい地層が形成されていますが、これは数千万年前、まだ三浦半島が海底だった頃に堆積した黒くて硬い凝灰岩と、白くて軟らかい砂岩・泥岩の層により形成されているということです。実際に岩を触ってみると、あまり硬くなくて若干もろい感じです。

こんな感じの地層の浜が、でーーーんと延々と続いている感じ。壮観。
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周りの崖に「落石注意」って書いてあるんだけど、リアルにその辺にでっかい岩が落ちてて、ちょっと身の危険を感じたりして。満潮になる度に波にかなりやられるんだろうし、地震とか来てもヤバそうな感じ。でもその積み重ねでこのような美しい形状ができたんですよね。

この海岸は結構奥のほうまで歩いて行けるのですが、なにせゴツゴツというか、ボコボコした岩の上を歩いたりするので、底の固いスニーカーがお勧めです。底が柔らかいと足首をグキッとやりかねない。

どんどん歩いていくと、こんな橋を渡ることになるのですが、これが思ったよりも高さがあって。柵がある部分はどうってことないんだけど、柵がない部分はちょっと怖かった。高い所が全然平気な私でもちょっと怖いなって思った。強風が吹いたら落ちそう。
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そして奥まで来ると、こんな感じ。心の洗濯。

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なんか色々とゴミが流れ着いてるんだけど、この紫色のやつって、もしかして韓国から流れ着いたの!? 
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しばし壮大な景色を眺めた後、荒崎公園の敷地内を散策。ここはハイキングコースになっています。植物も色々と咲いてましたが、海岸のインパクトが凄すぎて、わずか数日にしてこのハイキングコースの記憶がほとんど消えてなくなってる。もう海岸でお腹いっぱいになっちゃってるから、このあと写真も全然撮ってないの。

ただ、この植物だけとても印象的だったので唯一写真を撮っていました。葉っぱがバラみたいに見える。なんて名前の植物かは忘れた。
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といった感じの一日でした。

横須賀は米軍基地のイメージが強いと思いますが、実は自然と歴史豊かな観光地です。お勧めの観光スポットは山ほどあり、制覇しようと思ったら何日あっても足りないくらいです。今回の天神島と荒崎海岸だけでなく、猿島、三笠公園、観音崎、どぶ板、鷹取山、ヴェルニー公園などなど、見どころはかなり満載です。

首都圏にお住いの方で、ゴールデンウィークに特に予定のない方は、良かったらぜひ横須賀を訪問してみてはいかがでしょうか!